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昭和町は山梨県の中央、甲府盆地の中心に位置し、県内で唯一「山のない町」です。釜無川と笛吹川の中間に開けた平坦な地域であり、古くから豊かな水の恵みを利用して、穀倉地帯として発展してきました。かつて群雄が割拠した武田信玄公の時代の先駆けを成す甲斐源氏の祖といわれる武田冠者、刑部三郎義清公が西条の地に居館を置いたといわれ、甲斐源氏ゆかりの歴史のまちでもあります。
本町は2021年に町制施行50周年を迎えました。昭和46年の町制施行当時約5,800人であった人口も、平成29年12月には20,000人を超え、その後も順調に人口増加を続け、令和2年の国勢調査人口は20,909人となり、これは5年前の調査と比べ7.2%の人口増加率でありました。人口減少社会において、多くの皆さんから昭和町が評価されていることにほかなりません。
昭和町は、県下一面積の小さいまちでありますが、先人の皆さまのまちづくりへの熱い情熱と時代を見る目、そしてその時々の決断の継続により、「住みよいまち」「住み続けたいまち」と多くの皆さまから高い評価をいただける大きなまちに成長いたしました。この住みよいまち昭和町を、次の半世紀に向け、町民の皆さまとともにさらに成長させ、「豊かな街の誇り」を今の若い世代へ継承できるよう、子どもから高齢者まで暮らしやすさナンバーワンを目指して、まちづくりを行ってまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
昭和町長 塩澤 浩