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外来種と生物多様性

ページID:0001773 更新日:2022年1月31日更新 印刷ページ表示

昭和町の生態系と私たちの生活を脅かす外来種

 山梨県で唯一山がなく、面積も小さく都市化の進んだ昭和町ですが、小さな緑地や用水路等の中に、多くの生き物たちが暮らし豊かな『生態系』を維持しています。
 また、その生態系に、知らずのうちに私たちも多くの恩恵を受けています。

 この豊かな『生態系』は、日本に昔から暮らす『在来種』の生き物が、長い年月をかけてバランスを取りながら築きあげてきたものです。

 しかし、近年、私たち人間が故意に、または意図せずに、日本以外に暮らす生き物『外来種』を、日本(昭和町)に持ち込んでしまい、様々な問題が発生してきています。

 このページでは、昭和町での外来種の問題と、特に注意していただきたい外来種の情報を提供しています。

外来種の問題と私たちに出来ること

 外来種は、もともと日本(昭和町)に生息していないことから、元々の生態系のバランスを崩したり、人の生活にも悪影響を及ぼします。
 外来種による主な悪影響と、町内に生息する外来種の例は、次のとおりです。

  • 農作物等への被害…アライグマ等
    (農作物を食い荒らす・農作物へ病気を広げる等)
  • 人に怪我や病気を負わせる…アメリカ(セイヨウ)オニアザミ等
    (鋭いトゲやキバ、毒や病原菌を持つ)
  • 生態系を脅かす…オオキンケイギクソウ等
    (高い繁殖力や旺盛な食性で在来種を脅かす)
  • 遺伝子汚染…タイワンシジミ等
    (在来種と交配し置き換わってしまう)

 これらの被害を出さない為には、ペット等の動植物を逃がしたりしない。必要に応じて駆除することが必要になってきます。

 また、法律でも、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律により、特定外来生物(許可のない飼育や購入等が禁止)や生態系被害防止外来種(特定外来生物では無いが検討中になっている生物)等が定められています。

 法律や、外来種の詳細は、環境省サイト:生態系被害防止外来種ピックアップ | 日本の外来種対策 | 外来生物法<外部リンク>​ で、ご覧いただけます。

アライグマ

アメリカオニアザミ(セイヨウオニアザミ)の駆除にご協力ください!

 現在、昭和町ではアメリカ(セイヨウ)オニアザミという外来種が増え、町内各地で見られるようになってきました。
 ※下の写真の植物

 この植物は、在来種のアザミに比べ、植物全体に大変に鋭いトゲを持ち意図せず触れてしまった人が怪我をする危険が高いことと、非常に繁殖力が高いことから、町では道路や学校等の公共施設での駆除に力を入れてきましたが、人家等の民間の敷地でも繁殖をしてしまっているのが現状です。

 この危険で繁殖力の高い、アメリカ(セイヨウ)オニアザミの駆除に、皆さまに、次のことで、ご協力をお願いします。

道路や水路等、公共の場所で見つけた!

 道路や水路については、建設課の管理担当で駆除します。発見された場合は、055-275-8412までご連絡ください。
 それ以外の、公共施設で発見された場合は、各担当までご連絡ください。
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自分の家や事業所の敷地で見つけた!

 うっかり家族や知らない人が触ることで、怪我をする人を出さないため、また、種を飛ばして周りへ繁殖して周囲の人へ迷惑かけない為にも、駆除をお願いします。

ご自身で駆除をされる場合

 鋭いトゲは、軍手や薄手のゴム手袋を容易に貫通します。
 厚手の皮手袋やゴム手袋を装着するか、ハサミや鎌等を使い直接触らないようにしながら、次の方法をとってください。

  1. 根ごと掘り返すか、茎の下から鎌等で切り落とします。
  2. 根が残っていると再び再生するので、可能なら切断面に除草材をかけてください。
  3. 慎重に燃えるごみ袋に入れて通常の燃えるごみで出してください。花(種)が無い場合や花以外の部分は、埋めてしまっても構いません

オニアザミの画像1オニアザミの画像2