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野生動物や虫について

ページID:0001843 更新日:2022年1月31日更新 印刷ページ表示

マイマイガの駆除・除去にご協力を!

昨年あたりから、山梨県内でマイマイガ(蛾)の大量発生が確認されております。
マイマイガの幼虫は森林や果樹など樹木の葉を食べる害虫です。7~8月が産卵期で、照明に近い外壁や電柱にたくさんの卵塊(らんかい)を産みつけています。
発生原因は不明ですが、約10年周期で大発生し、2~3年継続する傾向があると言われています。発生を止める方法や、一斉に駆除する有効な手段がないため、卵を除去することが最も安全で効率的であるといわれています。
翌年以降の大発生を抑制するため、ご家庭や事業所で卵を見かけた場合は、早期駆除のご協力をお願いします。

マイマイガの生態

分布

マイマイガは、ドクガ科に属する蛾の仲間で、わが国では北海道から沖縄まで広く分布しています。

生態

マイマイガは、1年で一生を終える一年一世代の昆虫です。4月ごろに卵からふ化し、幼虫(毛虫)になります。口から糸を吐き、ぶら下がって風に乗り、樹から樹へ渡り歩き、主に樹木の葉などを食べて成長します。この時の様子から「ブランコケムシ」とも呼ばれるそうです。幼虫(毛虫)時代の約2ヶ月間を経てサナギとなり、7~8月ごろに羽化して成虫になります。成虫は何も食べないとのことで、寿命は1週間から10日間程度です。成虫のメスは交尾後に、木の幹のほか、電柱や住宅の壁に卵塊を産みつけます。一頭の産む卵塊は生涯にひとつですが、その中には500個ほどの卵が入っています。

マイマイガには直接触れないようにしましょう!
ふ化したばかりの幼虫は毒毛があり、触れるとかぶれることがあります。
成長した幼虫では、毛が刺さることがあります。
成虫には毒はありませんが、羽のりん粉が肌につくと、発疹が出ることがあります。

駆除・除去の方法

卵塊の除去(8月~3月ごろ)

4月ごろには幼虫が這い出し分散しますので、卵塊を3月ごろまでに取り除くのが効果的です。外壁などに産みつけられた卵塊は、柔らかいヘラ状のものでそぎ落とします。ヘラ以外でも角型ペットボトルを真ん中で切断したものを使うと便利です。そぎ落した卵塊は、土に深く埋めるか燃えるごみとして処分してください。
高いところにある卵塊は、高圧の水で洗い落とす方法もあります。下にビニールシートなどを敷き、落ちた卵塊は集めて処分してください。
なお、取り除く際には、卵塊を覆っている鱗毛が舞い上がり、吸い込んだり目に入るおそれがあるので、マスクやゴーグルを着用してください。

幼虫の駆除(4月~6月ごろ)

幼虫が小さいうちの駆除は、市販の毛虫用の殺虫剤を使用できます。スプレー剤では幼虫が吹き飛ばされて、体に付着することがありますのでご注意ください。
農薬の散布については、現場状況により薬品の使い分けが必要と思われます。使用出来る対象の植物や散布方法については、販売店や専門の方に相談して、周囲の環境に影響のないようにしてください。
幼虫が大きくなると殺虫剤が効かなくなるので、火ばしなどで捕まえて潰すか少量の家庭用洗剤を溶かした水に漬けて駆除することが効果的です。

成虫の駆除(7月~8月ごろ)

成虫には、蛾の駆除に適した家庭用の殺虫剤が使用できます。説明書に従い、周囲の環境に十分配慮して使用してください。
飛来頻度を抑制するには、発生時期に合わせた消灯や、誘虫性の低い照明(LED、ナトリウム灯)への交換が有効です。
なお、消灯する場合は、防犯面には十分注意してください。

※駆除・除去にあたっての注意点
駆除を行う際は、マスク、ゴーグル、手袋、長袖の衣類を着用しましょう。
高所の卵塊の除去は、転落防止に十分注意し、無理のない範囲で安全に作業しましょう。
電柱や街灯等の高所に登っての除去作業は大変危険ですので絶対行わないでください。

その他

ご自宅の庭など個人の土地に発生した場合はご自身の責任で適正な処理をお願いします。
私有地の害虫駆除等を町では行いませんので、ご自身で行うか民間の駆除業者へ依頼をお願いします。
公共施設の敷地で大量の卵塊を見つけた場合は、各施設の管理者までご連絡ください。

外部リンク

山梨県HPにリンクしています。虫の写真など掲載されていますので参考にしてください。
山梨県/山梨県内で大量のマイマイガが目撃されています​<外部リンク>