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不幸な猫を増やさないために

ページID:0009465 更新日:2024年1月15日更新 印刷ページ表示

飼い主のいない不幸な猫を増やさないために

地域において飼い主のいない猫に関して、「野良猫が子どもを産んでしまった」、「農作物を荒らしている」、「庭に糞尿をする」、「ごみをあさる」などの苦情や、「捕獲して駆除できないか」、「エサやりをしている人に注意喚起してほしい」などの相談が寄せられています。こうした状況は、猫の適切な飼育が行き届いていないために発生します。飼い主がいないため、いわゆる「野良猫」となってしまった猫は、繁殖やいたずらを繰り返し、地域の迷惑となり、ひいては最悪の事態である猫の虐待につながりかねません。では、どのようにして、こうした飼い主のいない不幸な猫を増やさないようにできるのか?

猫は「愛護動物」です

猫は、動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)において愛護動物とされています。このため、猫を飼育する人(飼い主)には、猫を家や敷地の外へ出さない、必要な場合は不妊・去勢手術を受けさせる、適切なエサやりなど責任をもって最後まで飼うことが求められます。
また、猫は愛護動物であるため、自治体において駆除することを目的に猫を捕獲等することはできません。

飼い主のいない不幸な猫を増やさない その1

まずは、飼い主のモラルやマナーの徹底
・飼い主は、最後まで猫の面倒を見る。
・適切なエサやりと放し飼いにしないこと。
・必要な場合の不妊・去勢手術の実施(不要な繁殖をすることがなくなる)。

飼い主のいない不幸な猫を増やさない その2

地域の迷惑になる野良猫を無くす
・地域猫と地域猫活動
「地域猫」とは、不妊・去勢手術の実施や、適切なエサやり、糞尿の始末などがされ、その地域できちんと管理されている猫を言います。「地域猫活動」とは、地域猫を管理する活動を言います。不要な繁殖によって子猫が産まれてしまうと、飼い主のいない不幸な猫が増えてしまいます。また、「猫がかわいいから」として、ついついエサを与えてしまったりすると、猫が集まってきたり、そのため糞尿の始末が行き届かなくなったりと地域の迷惑となります。こうした事態を無くすためにも、地域猫活動が必要です。
・TNR活動
TNR活動とは、トラップ(保護)、ニューター(不妊去勢手術)、リターン(元の場所へ戻す)ことを言います。動物愛護法において、捕獲や駆除ができないため、不妊去勢手術を実施するために「保護」し、「手術を実施」し、「戻す」ことで、ひいては飼い主のいない不幸な猫を減らすことができます。このTNR活動が地域に認められるためにも、周知と地域猫活動の継続的な活動が必要です。

飼い主のいない不幸な猫を増やさない その3

・補助金制度の活用を!
●猫の不妊・去勢手術にかかる費用の一部を助成しています。
 不妊手術 15,000円(飼い主のいない猫は+1,000円)
 去勢手術 10,000円(飼い主のいない猫は+1,000円)
●地域猫活動にかかる費用の一部を助成しています。
 1自治会単位100,000円(令和8年3月末まで)
●地域猫活動やTNR活動のため保護器を無料で貸し出しています。
 不妊・去勢手術を実施することを目的に飼い主のいない猫を保護する場合に、保護器を無料で貸し出しています。町で地域猫活動やTNR活動を行うことはできませんので、個人やボランティア団体に貸し出しています。

飼い主のいない不幸な猫を増やさない その4

・地域猫への理解
 耳に不妊・去勢手術の証のある猫は、不妊・去勢手術が実施されています。繁殖することはないので地域全体で理解を深めることが求められます。
・地域猫活動を応援
 地域猫活動とは、適切な管理のもと、その猫一代限りの命を大切にする活動です。不妊・去勢手術の実施は、飼い主のいない猫を次世代に引き継ぎません(一代限り)。また、適切なエサやりと糞尿の始末は、動物虐待を防止します。
不妊・去勢手術実施済みの猫。「さくら猫」と呼ばれています。

意識しよう、猫を飼う責任。 理解しよう、地域猫活動。 無くそう、不幸な猫たちを!